10月24日スピーチコンテスト近畿ブロック

海外にいき、男女の社会的格差に対し意識が変わった私は、和歌山県にある男女共同参画機構に連絡を取り、そこにあるeカンパニーというNPO法人の人と話す機会が8月にあった。その関係でBPWが行うヤングスピーチコンテストに参加することになった。

それが昨日。香川までいき、近畿ブロックの代表決め。と言っても近畿ブロックの出場者は香川から3人と私だけ。他の県は、人が居ないらしい。

発表当日の1ヶ月前ぐらいから原稿を書き、2週間前からスピーチの練習、BPW和歌山の人に3回付き合っていただき、5分間のスピーチが完成した。

 

本番はとても緊張して、胃と胸が口から出るかと思った。

けど、周りもみんな緊張しているようで、おとなしそうな方達だった。

順番はあいうえお順で一番最後。他の人の話をちゃんと聞く余裕がないかなと思っていた。けど、私の今回の一番の楽しみは同じ思いをもった同年代の日本の女性の話を聞きたい、だったので聞くことに集中した。

みんないろいろな思いを持って仕事をしているのはわかったけど、男女のことについて話す人はいない。あと自信がなく声が小さく聞こえた。

私が発表する際は、はきはき、ゆっくりと、というのを意識してスピーチをした。けど、緊張で声が震え、覚えた原稿もちゃんと言えたか記憶がなかった。

ただ、練習に付き合ってくれた人たちの顔を見て、最後にグーサインをくれたので、大丈夫だったんだなと思った。

終わったあと、開放感と充実感があった。以前読んだ「一瞬の風になれ」で主人公が短距離を走る描写、そのあとの達成感の感じを思い出して、短距離を走る人はこの気持ちを味わうのが快感なのかなと想像しながら、私もとても気持ちがよかった。結果がどうあれ、自分の思いを聞いてもらえる機会、最後までやりきりとてもいいなあと思っていた。

結果は、最優秀賞をもらい全国大会に出場するらしい。

全国から集まる女性がどんな思いがあるのが聞くのが楽しみ!

スピーチコンテストのあと女性議員のトークイベントがあり、私が常々疑問である「なぜ若い女性は男女の格差に対し無関心なのか」ということを聞いてみた。

すると、日本は制度が昔と比べ充実しており、もう平等だと思っている人が多いからという回答があった。

ここで、また私は「知らないことの幸せ」、を思い出した。

あたしはヨーロッパや他の国の恵まれた制度を知ってしまったから、日本はまだまだだと思い、落ち込んでいた。けど日本しか知らない人はそれが幸せなら、それでいいんじゃないかと思った。無理やり変えることはできない。根気強くやるにはあまりにも、同じような考え方の人が少ない。変えたくない人に立ち向かうほど私は強くないし、戦う気力がない。

男女の格差の前に、仕事のしすぎ、労働者を守る法律が乏しいと感じる(有給が義務じゃなかったり、雇用形態によって保証内容の差が大きい)

私が働いているところは、少なくとも経営のことを考え、労働環境は最悪で、スピーチしたこととほど遠いと思った。

自分の仕事での夢とどういった生活がしたいかがかけ離れている。

夢を叶える前に、過労死、ストレスでいい生活が保てないと思う。

夢を諦め、生活をとるか、夢を変えるか。

今の働き方が自分に合っていない。それだけは確実に言える。

今の働き方を10年続けると思おうとぞっとするし、続けたいと思わない。

自分が50 代になったときにどういった生活をしていたいか想像して、今の生き方を選択する。となるとやはり、、、、、、

さて、これからどうするか。