再出発

フランスに行く前に、少し看護師として病院で夜間バイトをした。

やっぱりちゃんと経験を積みたいという思いになった。

もし海外で何も見つからなかったらまた一から国際救援を目指そうと思い、フランスに旅だった。

フランスはとても大好きで本当に住みたいと思った。ただ何をしたいかを考えた時に、日本食レストランや日本語教師、翻訳を一生の仕事にしたいかということに疑問が残った。やっぱり看護師としてという思いが強かった。

予定通り中南米に行って、2021年4月から看護師として就職かと思っていたら、COVID-19直撃。もともと日本に帰る予定だったので、1ヶ月コロンビアでの自粛生活を得て、帰国、看護師としての職探しを始めた。

フランスに行く前に、なんとなく思っていた病院に問い合わせ、見学。

正直ブランクもあり、経験も少ない私をとってくれる病院があるのか不安が強かった。

が、看護部は人員不足のため、とてもウェルカムだった。

見学の次の日に採用試験を受けさせてもらえることになり、病院は人員不足だから看護部の雰囲気からもまあ大丈夫だろうと思っていた。

面接当日、院長に「こんなに短期間であちらこちらに行って、あなたは何がしたいかわからない。またすぐに海外にいくのでしょう」と言われ、不採用。看護部長の方から直接電話をもらい、パートでやってみないかと言われた。

正直めちゃくちゃ悩んだ。

病院はここだけではないし、自分を必要としてくれる場所で働きたい。看護師にこのまま戻っていいのか、旅を理解してくれない院長の方針の病院で働いて本当に自分がしたいことが将来できるのか?

ただ、いい面としては労働時間が短い。日本で2年以上働いていなかったので、日本社会に馴染めるか不安だったので、肩慣らしとしては丁度いいのではないか、嫌になったらすぐに辞められる環境ではある。

あと地方の総合病院で中途採用しているとことが少なかったこと、とりあえずやってみてダメだったら次考えようという思いでパートを受け入れた。

 

働き出して2週間。

病院の人員不足は明らか。こんな状況でなぜ正規で雇ってくれなかったのか、院長に怒りを覚える反面、時短で早く帰れるので身体的にはとてもありがたい。

これからどうなるのか、無事この病院で国際救援を目指せるのか、今後が楽しみ。